一つ悪いところが良くなると、別のところが痛くなるパターン
首裏から頭を通過して眉毛まで痛い
大東市から門真市まで栗岡整体院の近くの会社におつとめされる50代サラリーマンの患者様症例です。
じっとしているとましなのですが、首を上に向けると痛いというのが主訴。
首から肩甲骨にかけてついている筋肉が張っているので、緩めていきます。
右の首よりも左首の方が痛みが強いので、左の肩甲挙筋を
たわめるために左腕を外に向けて外から持ち上げます。
その状態で上に向いてもらいます。
するとどうでしょう?
痛くありません。
首は上を向いたまま、左腕だけ戻していきます。
左腕を下にしたら、首も正面に向きます。
これを3回繰返します。
すると何もしなくてもそのまま首を上げてチェックしたら痛みはなくなっていました。
それで終らず横向きもチェックする
主訴はとれたのですが、今度は首を左に向けてもらうと痛くなっていました。
正確には痛いことに気付きました。
上に向くのが痛すぎて、横に動かすのがわからなかったのです。
これに対しては牽引を行いました。
まずは患者様に足を伸ばして座ってもらいます。
私がうしろから後頭骨と下顎骨を支えますので、ゆっくりもたれてきてもらいます。
そして身体の力を脱力してもらい、首が宙に浮いている状態を味わってもらいます。
そのまま右肩をゆっくり大きく回す。
次に左肩をゆっくり大きく回す。
これを3回ほど繰り返して、体を元の位置に戻して、終了です。
これにより左に首を動かしても右に首を動かしても痛みはなくなっていました。
これは首の骨の隙間を広げる効果と首の重みを軽減する役割があるのでとても気持ちいいです。
一番目に痛いところがよくなると、その次に悪い部分が顕著になって痛みの信号を感じます。
一つ一つ丁寧にみていくことが大事です。