今更ながらですが、整体の技術は多々あり日々研摩されていきます。
カイロプロクティック・オステオパシー・回復整体・クラニオセイクラル・指圧マッサージ・東洋医学鍼灸・操体法・ストレッチ・骨盤矯正・AKAなどなどです。
どれがよくてどれがどれがだめという事はなくて、効果があるからこそ無くならずに受け継ぐ人があるのです。
私はベースとして筋膜リリース法を主に使い、全体として骨盤・背骨・頭蓋骨そして、手の反応法を用います。
手の対応法は、最近取り入れた方法で、当初は「なんでやろう?」とわからないままも使っていました。
ですが、手と全身の対応点を軽く擦るだけで、じわ~と、あるいはぐわ~と、背骨や骨盤、各関節にいたるまでほぼすべてに変化がおきます。
このときに大事なのは、施術者の決意かそれとも覚悟か、はたまた力みのない澄んだ平常心か、その時々に変わるかもしれませんが、
「どれだけ意識できるか」というのが、大事です。
それを抜きに古今東西の施術方法のなにを学ぼうと、喜ばしい結果は導きにくいのでないでしょうか。
「こうすればこうなる」という近未来の体の状態を意識して、患者様に望むことでかなり効果が違うのを、春から特に実感しています。
奈良県奈良市にある朱鯨亭の別所先生のところで、学んでもっとも深く印象に残っているのが
「意識が大事!」です。
これは本やDVDでは読み聞きしていても、なかなか入ってこないので、ライブで教わったからこそ脳に刻まれた教示です。
それまでもずっといい結果になるイメージは持っていたのですが、具現化に力みがあったのかもしれません。
そうなるのが自然の法則。
それは痛みの軽減や可動域の改善のみを追いかけるのは視野が狭くなります。
今あるその症状はその人にとって今は休みなさいというお告げかもしれない。
そういった俯瞰的な立ち位置から、自然な流れを見失わないよう平穏な心境で施術に当たるようになった気がします。
奈良の路地裏にある整体処2階に、先生はじめユニークな面々達と学び、笑い、感動できたことを感謝しつつ、
あの時間空間で得たことをご縁ある人に還元していく次第であります。
先生の朗らかな雰囲気は、味わい深くそれがまた整体の驚くべき効果を相乗させているのでないか?
受講生みなが先生の不思議な魅力に惹かれ、大満足にてまた名残惜しく修了しました。
別所先生・同席していただいた皆様ありがとうございました。
またなにかのご縁でお会いしましょう。