肩こりの重症度合について
押してみて痛い肩こり
普段は肩こりはないけど、たまに仕事が詰まって疲れてきた時だけコリを感じる。
こんな方の場合、肩こりの部分を押してみると痛い場合が多いと思います。
押してみて痛い肩は、軽症になります。
押すという刺激に対して、痛いという不快な信号が脳へと送られるということは、身体は押されることを拒否したいのです。
そこで無理に揉んだり押さえたりすることで、翌日もみ返しになってよけいに痛くなってしまい、
さらには筋肉が硬くなってしまうのです。
硬くなってくると押されるのが気持ちよくなり、次に・・・
少しずつでも肩こりを揉んで治そうとしてくると、じょじょに気持ちよく感じるようになってしまいます。
押してもらって気持ちよく感じてしまうのは、中度の肩こり症状です。
最も多いタイプでしょう。
最終的に重症な肩こりは鉄板のような背中になり、少々押してもらっても何も感じない位に固くなっています。
ではどうやって改善していくか
肩を揉むのことが良くないみたいな書き方ですが、揉み方しだいです。
施術者側が力を入れて揉むのは、受ける患者側も反発して力んでしまいます。
抑える指はふわっとして肩にタッチして、身体全体で押さえるようにすると、受け手は力みにくいです。
イメージは「ふわっと」です。
そして、柔らかい手で肩を押さえるので、患者様はふわっとイメージながら動いてもらうとドンドンほぐれていきます。
もし小学校のお子さんがいれば、お子さんに肩に手を当ててもらいましょう。
動かさないようにしてもらい、子供のふわっとした柔らかい手を感じてみて下さい。
柔らかい手を感じている間に血流が良くなって、ポカポカと温かい感覚が得られると思います。
子供の手はとても柔らかいので、とても癒されると思います。