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呼吸について【天城流湯治法杉本錬堂先生より】

呼吸が大きくなる為に

 

口で呼吸していていも、深い呼吸はできません。

 

鼻で呼吸することで空気が浄化されて肺にとって良いものを混ぜているようで、肺がしっかり膨らみます。

 

肺が膨らむことで肋骨もしっかり動きます。

 

肋骨ひろげ

 

口で息を吸っても肋骨が広がるほどは吸えないので、まずは鼻呼吸を心掛けましょう。

 

深く呼吸するために髪の生え際の真中(ツボでいう神庭)あたりをこすりましょう。

 

次に鼻を硬い骨と柔らかい骨の間をつまんで、右側と左側を交互に動かします。

 

右側は小腸経で、左側が大腸経です。

 

次は肩口を外側に剥がします。

 

同じく右側は小腸経で、左側が大腸経です。

 

次は大胸筋を肋骨からむしるように引っ張ります。

 

次に肋骨と肋骨の間を一センチ刻みぐらいに外側に引いていきます。

 

大胸筋リリース

 

右側に滞りがあると右の肺・小腸・肝臓に問題があり。

 

左側に滞りがあると左の肺・心臓・胃・大腸に問題あり。

 

ここまでして肺が膨らみやすくなります。

 

結構痛いです。

 

あとはお腹が膨らみやすくするには、まず右側の肋骨を動かしやすくします。

 

右側には肝臓があるので、右ももの真中から内側に筋肉を骨から引きはがすようにして鼠径部近くまでします。

 

さらに柔らかくするために、耳の上2センチくらいを斜め上にこすります。

 

ここまですると縦に広がる呼吸がやりやすくなります。

 

前に広げるために、胸骨から肋骨の間を外側に一つづつ剥がしていきましょう。

 

今度は後ろにも広げやすくするために、爪を立てて後頭骨を左右に分けるようにはがします。

 

さらに肩甲骨の内側が硬い人は、上腕の筋肉と脂肪をかき分けます(俗に振袖というやつ)。

 

脇腹前鋸筋のマッサージ

 

これにより後ろも横に広がりやすくなります。

 

実際の講習会の様子を動画で紹介していますので、ご参考ください。

 





 

杉本錬堂先生について

 

天城流湯治法の創始者杉本錬堂先生は、日本だけでなく世界へと広く活動を広められています。

 

お会いした時に印象的だったのが、

 

「生きている間に広められるのは知れているので、どんどんシェアしていって下さい」

 

と、ご自身の技術を惜しみなく広められることを許可してくださいました。

 

とても心の広い療術家です。

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