骨盤の骨-仙骨-
仙人の骨と書いて仙骨
骨にもいろんな名前がついていますが、「仙骨」ほど神秘的な名前はりません。
仙人の骨というくらいですから、何やらとてつもない力が宿っていそうです。
英語では「sacrum(セイクラルム)」といい、語源は「神聖な、聖なる」となりますので、ますます深い意味がありそうです。
大昔からも仙骨は神聖なものとして、扱われていて、神様の貢物として動物の仙骨が捧げられたり、
古代エジプトでは、「オリシス(豊穣の神・冥界の支配者)の背骨」として、あがめられていました。
戦前は仙骨ではなかった
日本でも仙骨は神聖な骨として扱われていたのですが、戦前までは「神に薦める(すすめる)」骨ということで、薦骨と書いていました。
現在では仙人の骨になったわけですが、書きやすい字というよりも、より仙骨の神秘さを増した字になりました。
実際に仙骨自体解剖学上大変重要な骨です。
骨盤の中心となるものですし、脊柱の最も土台になる骨でもあります。
骨盤でもあり、背骨でもある仙骨は、どうしても患者様にとって認識しにくいものかもしれません。
当院の整体は仙骨を開放する
どんな症状にもというわけではありませんが、仙骨をいい状態することで身体は楽になります。
仙骨の高さに人間の重心があるので、仙骨に位置がずれていると、どこかに必要以上の負担がかかります。
またどこかしらの負担が、逆に仙骨のある重心をずらしていることもあるのです。
まったく離れた手のしびれが、なぜか骨盤を調整することで軽くなるということもあります。
仙骨にある身体の重心の中心が元に戻ったことで、症状が治まったということといえます。
カイロプラクティック、骨盤矯正や運動療法など選択肢はいくつかありますが、動体療法が最も確実に仙骨の状態を楽に開放できる方法です。
実際に受けて頂かないと伝わらないのですが、腰痛の患者様には大変有効ですし、膝が痛い時、股関節が辛い時にもよく効きます。
迷われた方は、是非当院にて、整体を受けに来てみて下さい。
参考資料:語源から覚える単語集シリーズ 骨単
【監修】 河合 良訓 東京慈恵会医科大学解剖学教授 【本文・イラスト】 原島 広至