筋肉の働き
筋肉の種類~随意筋と不随意筋~
人間の筋肉は約400種類あり、自分の意志でうごかせる随意筋と、自分の意志でコントロールできない不随意筋があります。
一般に筋肉と呼んでいるものは、随意筋のことです。
不随意筋は心臓の心筋、血管消化器気管支壁などの内臓の筋肉のことです。
指手足首腰など自分の意志で働く随意筋は、大脳から脊髄の運動神経細胞へ伝わり筋肉を収縮させます。
一方不随意筋は自律神経に支配されて血管や消化器など内臓を必要に応じて動かします。
整体でも主に随意筋を対象にしますが、不随意筋に対してもアプローチすることがあります。
不随意筋は呼吸を意識することで、コントロールできることがあります。
私は常に患者様の呼吸や表情を読みつつ整体しています。
筋肉の役割
関節運動以外にも筋肉には役割があります。
・体温調節機能:寒くなると身体がブルブルと震え出すのは筋肉の振動で熱を作る為です。
男性に多いかもしれませんが、小便の後にブルット震えるのは、身体から逃げた熱を補うために体温を調節しているのです。
筋肉が硬いと熱が調節しにくいので、柔らかくしておく必要があります。
・血液循環作用:心臓はもちろん心筋で血液循環のメインポンプですが、
血管にも疲れにくい平滑筋という種類の筋肉があり、血液のポンプ作用をしています。
さらに、足まで下りた血液はふくらはぎの筋肉下腿三頭筋の収縮によって、重力に逆らうように心臓まで血液を戻しあげます。
整体では、ふくらはぎの筋肉のストレッチは必ずするようにしているのは、このためです。
脂肪燃焼作用:自動車のエンジンがガソリンで動くように、筋肉の燃料は糖質と脂肪です。
筋肉を使うことによって、脂肪が燃焼されて適正な体重に保つことができます。
逆に筋肉がしっかり動かないと脂肪特に皮下脂肪はたまり、減りにくくなります。
整体では脂肪を減らすことよりも、減らしやすい筋肉へと導きます。
骨の再生促進:骨は古い細胞を排出して、新しい骨組織を合成していきます。
もちろん素材はカルシウムが主で、筋肉の収縮活動により骨は動き刺激を受けます。
骨はじっと動かなければ、カルシウムが出ていく一方で、生成されにくくなるので筋肉が活動している必要があるのです。
超回復で筋力アップ
骨格を動かす骨格筋は、筋繊維という細い束の集まりです。
この数が増えることはなく、この筋繊維が太くなることで、俗に筋肉盛盛になります。
筋肉が衰えて、その場所に脂肪がつくのも、筋繊維が細くなっただけで、筋肉が脂肪に変わることはありません。
そして、筋繊維はトレーニングにより太くなるのですが、
わずかに断裂し、ビタミンB群が運んできた蛋白質が補修してくれながら、
修復後の筋繊維はもとの太さよりも強靭になって、これを繰り返すとことで筋力がアップしていきます。
一般にお腹の筋肉腹筋やお尻の筋肉大殿筋、腕の外側の筋肉上腕三頭筋などが衰えやすいと言われますが、
これらはアウターマッスルなので、見た目の筋肉よりも、実は深層の筋肉インナーマッスルが衰えないようにすることが重要です。
インナーマッスルについては今まで整体法を紹介してきたので、過去のブログもご参考ください。
今後も一般的な筋肉についてのお話を触れていきたいと思います。
※「免責事項」こちら掲載された事例や患者様の体験談は個人の感想や成果によるものなので、全ての人への効果を保証するものではないことと御理解ください。施術による効果には個人差があります。
大阪府門真市寝屋川市のみならず、東京都奈良神戸市各方面から患者様が来院!
楽しい院長(笑)
栗岡昭男
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