脳を触っているのと同じような筋肉【大阪府門真市の栗岡整体院】
脳神経によって動かされる筋肉
脳から直接出ている神経は12対24本あります。
このうち延髄から出ている第Ⅺ神経の副神経は肩や首の動きを命令します。
副神経は、僧帽筋と胸鎖乳突筋という筋肉を支配しています。
僧帽筋は肩こりの筋肉で肩こりのコマーシャルなどでも有名です。
では脳神経の第Ⅺ神経副神経に支配される胸鎖乳突筋とはどんな筋肉なのでしょうか?
寝違えや肩こりなどの原因になる筋肉
胸鎖乳突筋は名前からそのついている場所がわかる筋肉です。
胸骨の胸、鎖骨の鎖、乳突は側頭骨にある乳様突起の略。
とうことで胸鎖乳突筋は画像のように、胸の真中ら頭の後ろの方へつく筋肉です。
画像は右に顔を向けていて、この場合赤で丸をした左胸鎖乳突筋が縮でいます。
斜めについている筋肉なので縮む側と逆の方向へ首が動くのです。
寝違えがおこるのは首の異常ですが、横向きに寝てる時に起こることが多いのはこの胸鎖乳突筋が固まってしまうことが原因です。
鎖骨や胸骨の状態を調整することにより胸鎖乳突筋の緊張が和らいで寝違えが改善されていきます。
また肩がこるときに僧帽筋が緊張するのですが、同じ副神経に支配されているので胸鎖乳突筋も硬くなってきます。
僧帽筋は板状の筋肉なので広い面をほぐす必要があるのですが、中々硬いのでほぐれにくいです。
そこで、線上というか棒状のような胸鎖乳突筋だと引きはがすことできて筋肉につく筋膜が滑らかになっていきやすいのです。
柔らかくなった胸鎖乳突筋は脳神経を伝わって、大脳へとリラックスした状態を味あわせることができます。
胸鎖乳突筋をはがしていくには、いきなりはがすのではなく、
斜角筋や板状筋、棘上筋、広頚筋など周囲の筋肉もしっかりコンディションをよくしてから、リリースしていく必要があります。