キックボクサー肘にテーピングや包帯固定

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肘の痛みはテニス肘・ゴルフ肘以外もある

テニス・ゴルフ・野球でも肘は痛めますし、日常生活で同じ動作の繰り返しでも肘が使い痛みになります。

ですが、大阪府門真市に住む先日ご来院いただいた肘痛の患者様は鶴見区で活躍するキックボクサー選手。

ボクシングは両手の拳で攻撃するので、指の第3関節（ＭＰ関節）や手首関節を傷めることが多いのですが、

キックボクサーは、もちろん足もですが、肘での攻撃も可能なので、

肘の関節というより、肘の骨そのものが痛めてしまいます。

肘の外側が痛くなる、テニス肘。→

テニスしないのにテニス肘と言われた肘痛？その謎を解決します

肘の内側痛くなる、ゴルフ肘。→

ゴルフ肘・野球肘で思うようにプレーできない人はすぐご予約してください

内側でもなく外側でもない

問診すると、伸ばし切ると画像で青いシールの所で肘のでっぱり辺り（肘頭）が痛いと言われる。

（ここで相手を攻撃するのを空手で猿臂～えんぴ～といいます。）

でも少しでも曲げていると出っ張りを触っても痛くない。

ということは患者様が痛いと思っている、肘の出っ歯たところじゃなく、別のところが本命のようです。

少し曲げたところで私がもしかしてここではないかとう予想をつけて触ってみると、

曲げていても、そこを触れれると痛いと患者様は言われました。

その部分が画像の赤いシールを貼ったところで肘窩（ひじのくぼみ）です。

肘関節の解剖学上、肘を伸ばすときに肘頭はすっぽり肘窩に収まるようになっています。

肘で相手を攻撃したり、ストレートのパンチで肘を伸ばし切ったりすると、

肘頭を介して、肘窩にも衝撃が加わります。（青と赤の部分がぶつかる感じ）

肘関節が緩衝作用になるので、肩や手首にはまだ負担が来ていないようですが、

肘をかばっているとすぐに近接の関節へ負担がいきます。

早期に回復していくようにするには固定

触って痛いものをその場で、痛くなくなるようにはできません。

ですが動かして痛くない場合なら、痛みを軽減させれます。

今回の場合、肘を伸ばし切って、関節で骨と骨がぶつかり合って痛みを発症している場合は、

まず、ぶつかり合わないように対策しないといけません。

肘の骨を牽引して動かしみると、痛くありません。

肘を引っ張る牽引

関節の隙間が広がるので、当り処も少しずれるからです。

その状態で肘を包帯固定します。

肘関節はこれによりわずかですが通常より広がりを保てます。

また包帯固定により、完全伸展はできないので、痛い動作を未然に防げます。

通常ならこれでＯＫなのですが、電気工事の仕事でも痛くなることがあるので、

今回は包帯固定の前にキネシオテーピングをしておきました。

肘周辺の皮膚にたわみを持たせて、血液とリンパ液の循環を良くするためです。