大東市のテニス肘の患者様

肘の外側が痛くなるテニス肘。

肘の痛みは激痛にはなりにくい反面、治癒までに時間がかかります。

筋膜・骨膜の癒着や筋肉の走行を確認しながら最も痛みの軽減する方向へほぐしていくことで早期改善が望めます。

テニス肘について

テニスしないのにテニス肘と言われた肘痛？その謎を解決します

↑こちらのページに詳しく書いているのですが、

先日の患者様例をお話ししたいと思います。

テニスのラケットを振る（バックハンド）時やハンマーのような重たいものを振る時のように、

繰り返し強い握りで行う運動では、手首の伸ばす筋肉（伸筋群特に短橈側手根伸筋）を酷使してしまいます。

強く握ったまま腕を使いすぎると上腕骨にある外側上顆というところが炎症をおこしてしまいます。

この状態を外側上顆炎・テニス肘といいます。

手関節の伸筋は付着面積が狭いので、大きな力が肘の盛り上がったところに集中してしまいます。

外側上顆炎の一例：バイクのアクセル吹かすときに炎症

その為に筋肉が引きのばれて突っ張って炎症がおこり疼痛が発生するのです。

テニス肘以外の肘の痛み

肘痛では、静岡県など遠方からや四條畷市や枚方市などの患者様もいました。

今回も大東市からお車でお越しいただきました。

もともと腰痛や首の調子も悪く、過去に手首の腱移植の手術をされている経験があり痛める原因にもなっていたようです。

いつもいく病院でテニス肘と診断されているのですが、良く検査すると外側上顆炎ではない場合が多いです。

肘が痛いと3択でテニス肘・野球肘・ゴルフ肘とまとめてしまいがちですが、

今回の大東市からの患者様は橈骨頭の炎症でした。

橈骨は前腕の親指側の骨で、肘側の丸まったところが橈骨頭です。

橈骨は親指の向き合わせて動きます。

橈骨と上腕骨の隙間（腕橈関節）が狭まっていたこともあり、力を入れて動かすとぶつかり合って痛みを出していました。

牽引にて腕橈関節を開き、遊びを作ります。

次に筋肉は肘の盛り上がったところにゆとりを持たせたいので、

手首から肘方向へ、肩から肘へストレッチしていきます。